【FP相談事例】税金減らせる‼︎忘れがちな医療費控除

【FP相談事例】税金減らせる‼︎忘れがちな医療費控除

実際にあったFP相談を紹介します。

みなさん、こんにちは。

実際にあったFP相談を紹介します。

みなさん、こんにちは。

本日のコラムは、実際にあったFP相談事例です。

みなさんからの相談を匿名形式で紹介したいと思います。

ライフプランニングをするためにもみなさんとの対話は非常に重要です。

ふとした会話から新たな提案が出来ることも多々ありますよ。

さて今回は、30代男性からのご相談です。

目次

今回の相談者さん

プロフィール
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30代男性Aさん

  • 夫婦と子供2人
  • 会社員
  • 収入:800万円
  • 資産:自宅(住宅ローン有)・NISA
  • 趣味:海釣り
  • 目標:安定した将来

保険の相談から医療費控除の話へ

今回は、保険の新規加入の相談でした。

子どもの保険の新規加入を考えています。

保険の相談ですね。神戸市では、高校卒業までの医療費がほぼ無償化されましたね。

そうですね。ただ、若いうちに入っておくと保険料が安いと聞きました。

その通りです。現在は必要ないですが何か不安を感じているのですか?

この前、妻が入院しまして医療保険に入っていなかったので不安になってきたんです。

その際は、高額医療制度や医療費控除で出費を抑え、税金を控除できますよ。

ちなみに、医療保険からの保険金で補填された医療費は医療費控除の対象外です。

僕の医療費はそんなにかかってないので医療費控除は受けてないんです。

Bさん医療費控除は家族で合算できます!

保険の相談の流れから、医療費控除の話になりました。ここでBさんの新たな節税方法の提案が浮かびました。

こども医療費助成について

神戸市在住の0歳〜高校3年生までの子は、医療費助成が受けられます。所得制限はありません。

  • 0〜2歳:0円
  • 3〜高校生:1日最大400円、入院は自己負担なし

医療費控除忘れで大きな損に

医療費控除は、年末調整と異なり会社がやってくれるわけではありません。

自分で確定申告をしなければなりません。

Bさんは、医療費が10万円以上かかっていないからという理由で医療費控除の確定申告をしていませんでした。

家族で医療費は合算できる

重要なことは、医療費控除は家族で合算して申請できるのです。

みなさん1人1人の支払った医療費が10万円以下でも家族で10万円超えれいれば医療費控除が受けられます。

定期検診のための歯医者や眼科、風邪をひいたときの内科、突然の入院手術費など意外と10万円を超えることは多いです。

1年分をまとめると、Bさん家族は年間約25万円の医療費がかかっていました。

また、収入が多い人に医療費控除を利用するのがベターなので、この場合はBさんに控除を利用するのが良いですね。

※生計を一にしている家族であれば医療費を合算できます。

忘れずに申告しよう医療費控除

医療費控除で約5万円が還付される

Bさんの場合、医療費控除をすることで

  • 年間医療費:250,000円
  • 所得税還付:34,500円
  • 翌年の住民税減額:15,000円
  • 計:49,500円

の節税ができます。

正確には、節税ではなく知っていれば損をしなかったと言うことです。

残念ながら税金関係は、自分で行動しなければ国や自治体が教えてくれる訳ではありません。

毎年の損が積み重なっていることもあるのでみなさんも病院からもらった領収書はまとめて保管しておきましょう。

もしも医療費控除の申請を忘れていたら

もしみなさんが医療費控除を忘れていても大丈夫です。

5年間はさかのぼって申告できます。

お家に眠る家族全員の病院の領収書を探してみましょう。

その領収書が現金に化けますよ!

まとめ

  • 家族全員の医療費が10万円を超えたら申告
  • 医療費控除は忘れても5年前まで申告できる

医療費控除は忘れられがちです。

家族が多いほど医療費控除の可能性があります。

私も、昨年度は家族が入院することもあり高額医療制度と医療費控除を両方利用しました。

領収書を合算して確定申告するだけなので簡単にできます。

今は、スマホで簡単に確定申告できる時代になりました。税務署に行って教えてもらうもよし、ネットでサクッと書く篆刻するのもよしだと思います。

国も会社も教えてくれない医療費控除制度を知って賢く控除を受けましょう。

わからないことがあればぜひ私たちお金のプロにご相談ください。


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