
今回は、神戸市で子育て中の方向けのコラムです。
みなさん、こんにちは。
今回は、子育て中のみなさんに向けた制度のご紹介です。
子育て中のパパ・ママが、急な用事が入った時や、行事などの出席により子どもの面倒を見て欲しいときに利用出来る制度です。
市町村が運営主体となっていますので、今回は神戸市の例をもとに紹介します。
神戸市のファミリーサポートセンターとは?
神戸市では、子育て中の家庭をサポートするために「ファミリーサポートセンター事業」を展開しています。
育児を手助けしてほしい「利用会員」と、育児をサポートする「協力会員」とのマッチングを行うものです。
例えば、保育園のお迎えが難しいときや、親の急な用事ができた際に、近隣に住む協力会員が支援を行う仕組みです。
- 何をしてもらえるの?
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子育て経験者が子どもの学校への送迎、一時預かりをしてくれます
- いつからいつまで?
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朝7時から夜7時まで
- 誰が?
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神戸市に住む方又は神戸市で勤務している方で生後3ヶ月から小学6年生までの子どもがいる方
- 何が必要?
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事前に会員入会説明会(1時間半)を受けます



神戸市では、コープ神戸が神戸市の委託を受け運営しています。
どんなサポートが受けられるの?
神戸市ファミリーサポートは、23年の歴史がある(2001年スタート)
2001年スタート当初は、神戸市社会福祉協議会が運営していましたが、2024年よりコープこうべに運営主体がバトンタッチしています。
子ども預かりをメインに有償で、様々なサポートを受けられます。
利用出来るサポートは、
- 保育所、幼稚園などの送り迎えと預かり
- 学童保育(放課後児童クラブ)開始前、終了後の預かり
- 冠婚葬祭や他のこどもの学校行事の際の預かり
- 病院通院・買い物等外出の際の預かり
- 美容院に行きたい・リフレッシュしたい
- 児童の一時的な預かりや移動支援
利用出来ないサポートは、
- 宿泊を伴う活動
- 病気中の子どもの預かり
- 家事援助
- 自転車を使った活動
一時的・臨時的なサポートが前提なので、毎日の利用や長期間のサポートは別途相談が必要です。



兄弟の学校行事や急な冠婚葬祭の時などに嬉しいサービスですね!!
ファミリーサポートの利用方法
利用には事前登録が必要なので、余裕を持って会員登録を行なってください。
子育ての応援をして欲しい方はまず会員登録をする必要があります。
また、入会時に説明会が1時間半程度あります。
会員登録から入会説明会まではオンラインで完結します。



説明会は、Zoomで自宅から簡単に受けられます!!
↓登録はこちらから↓


登録料と年会費は無料で、サポートを受けたい時に利用料金が発生します。
登録が完了すると「依頼会員」としてファミリーサポートを利用出来る様になります。
利用料金について
子育て経験者である協力会員に子どもを預ける際に利用料金が発生します。
もちろん、外部の民間団体に預けるよりはリーズナブルな値段になっています。
1時間あたり | |
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平日 7:00〜19:00 | 700 円 |
上記以外 | 800 円 |
土日祝・年末年始 | |
病気回復期保育 |
※病気回復期保育 – 登園・通学可能日以降で、熱や咳等の症状および服薬がない子ども。協力会員と相談し、了解を得られれば可。



1時間単位で依頼できるので、リフレッシュしたいときに利用するのもいいですね
協力会員とは?
子育ての応援をしたい会員のことを指します。
子育て経験のある方、保育士、看護師経験のある方など子ども好きな方が協力会員となることが出来ます。
協力会員は、保育士や小児科医、保健師、救急インストラクターの講習を2日間に渡り受講しています。
ファミリーサポートのメリット
依頼会員から要望を受けると、近隣の協力会員が応答しマッチングが成立します。
経験豊富な協力会員のサポートを受けるとともに、地域のコミュニティーの形成にも繋がります。
子育てに対する不安や将来の不安などの解消につながるかもしれません。
しっかり、傷害保険への加入もされています。
また、ベビーシッターと異なり子どもを預かってもらえるので自宅に入られたくないという方にもおすすめなサポート制度です。


まとめ
1時間700円でひとときのリフレッシュ
子育て中の人が仕事や急な用事などで子どもの世話ができないときに利用出来るのが、神戸市ファミリーサポートセンターの良いところです。
子育て中のママ・パパにとって大きな助けとなる存在だと思います。
子育てサポートをしてくれる協力会員をはじめとした地域社会で子どもを育てていこうという意識がどんどん根付いてきていると感じました。
気軽に利用出来るサービスですので、もっとたくさんの人に知ってもらいたいサポート制度だと思います。
参考資料