
今回は、家計を見直したい方向けのコラムです。
みなさん、こんにちは。
今回は、全てのみなさん向けのコラムです。
みなさんは、一生のお金の流れを把握していますか?
キャッシュフロー表は、今から100歳までのお金の流れを知ることができる表です。
「バランスシート」、「ライフイベント表」を作った最後はこの「キャッシュフロー表」を作成してみましょう。




キャッシュフロー表を作成してみよう
キャッシュフロー表は、現在から将来の家計のチェックができる
- 何が分かるの?
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将来の家計がプラスかマイナスかわかります。
- どうやってやるの?
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エクセルで値を入れていきます。
- いつやるのがベスト?
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1年に1度振り返るといいでしょう。
- 何が必要?
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表計算が必要です。今回は、テンプレートを利用します。





キャッシュフロー表で将来の家計が黒字か赤字かがわかります。
キャッシュフロー表の基本
キャッシュフロー表は、家計の収入と支出の流れを時系列で整理するツールです。
家計の資金繰りを把握するために役立ちます。
例えば、給与や年金、投資収入などの「収入」と、生活費や税金、教育費、ローン返済などの「支出」を毎年ごとに記入し、家計のプラス・マイナスの状態を確認できます。
これにより、将来の収支の見通しが立ち、資金不足や貯蓄目標を達成するために必要な対策を検討することができます。
特に重要なのは、支出が収入を上回る場合の対策です。
住宅購入などライフイベントにより単年での支出超過ならば許容できますが、毎年赤字という家計はなんとかしなければなりません。
貯金できないだけでなく、貯金を取り崩している場合は今後の対策が必須です。
キャッシュフロー表は将来を見通す便利なツール
早速ですが、キャッシュフロー表を作成してみましょう。
キャッシュフロー表は、エクセルなどの表計算ツールを利用して作成します。
今回は、日本FP協会が提供しているエクセルを使ってみましょう。


キャッシュフロー表の効果的な使い方
さて、上の画像の例を見てみましょう。
30歳で結婚した夫婦の20年間のキャッシュフロー予想が見てとれます。
結婚当初の生活は、
- 生活費は、2人で月々16万円
- 賃貸住宅時は、家賃月々15万円
- 結婚式費用400万円で親から100万円の援助をもらっているリスト
- 出費が多いがなんとか住宅購入に向けてなんとか貯金をしている
第一子出産後の生活は、
- 生活費は、3人で月々20万円
- 住宅ローンは、月々16万円
- 奥さんの育休により収入減少
- 住宅購入初期費用で500万円の出費
- 貯金は少なくなったが、昇進により貯金額は増加
マイホーム購入後の生活は、
- 生活費は、4人で月々25万円
- 住宅ローンは、月々16万円
- 昇進があり貯蓄のできる暮らし
キャッシュフロー表通りの生活をすれば、40歳で2,700万円の貯金ができるようです。
この場合は、海外旅行や車の購入頻度は低いです。また、子どもにかける教育費も最低限レベルです。
このキャッシュフロー表の数字を色々変えることにより、将来がどうなるか推測することができます。
節約をしないとどうなるか、大きな出費の頻度が増えるとどうなるかみてみましょう。
節約をしないと貯金額はどうなる?
今度は、節約生活を少し緩めて、生活費を2人で月々16万円から25万円へとアップさせてみましょう。
あなたが自由に使えるお金が食費、スマホ代等含めて月々12.5万円になります。趣味に使ったり、資格取得に使ったり、飲みに行ったりとかなり余裕があります。


月々10万円の生活費アップは40歳での貯金額を2,700万円から700万円に下げてしまいました。
やはり、何かしらの節約をしなければならないことが分かります。
海外旅行はたくさん行きたい!!貯金はどうなる?
海外旅行の頻度と、車の購入頻度を変えてみます。


3年に1度の海外旅行と5年に一度の車購入は、40歳での貯金を2,700万円から2,000万円に下げてしまいます。
1回の海外旅行は家族4人で100万円としています。毎年30万円の国内旅行に行くとしても同じ結果になります。
やはり、大きな出費もなるべく控えなければなりません。
キャッシュフロー表であなたの家計を黒字化しよう
細かな数字をちょいちょいといらうことであなたの将来を簡単に推測することができます。
毎月の生活費を節約することが一番の家計の黒字化につながります。
また、継続的に赤字になる場合はキャッシュフロー表をチェックすれば一目瞭然です。たとえば、生活費が多い、保険料を払い過ぎているなどを確認してみてください。
↓CF表を日本FP協会のHPからぜひ入手してみてください↓
まとめ
キャッシュフロー表により、あなたの将来の黒字・赤字を見通すことができます。
そして、数字で具体的にあなたの家計を把握することができます。
あなたの家計が将来的に赤字になった場合でも心配することはありません。今から改善していけば良いのです。
詳しいキャッシュフロー表の作成はぜひ顧問FPに頼んでください。
より詳しく、生涯にわたるキャッシュフロー表を作成してあなたの将来設計をお手伝いいたします。
参考資料